還暦祝いに子供たちからニューヨークの旅をプレゼント

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同級生夫婦の私たちは今年2人揃って還暦を迎えました。還暦と言っても、まだまだ若者気分です。結婚してまもなく主人の赴任先として住んだことのあるニューヨークに久しぶりに行ってみようか、と話していました。当時はまだまだ危険な街だったのですが、最近テレビを観るとずいぶん変わって安全になっているようだったので、実際に行って確かめてみたいと思っていたのです。

子供たちにそんな計画は話していなかったのですが、数ヶ月私よりも遅かった主人の誕生日を迎えてすぐ、実家に集まった子供たちから、なんと、ニューヨーク旅行をプレゼントされたのです。頭の中が読めるのか、と驚きましたが、彼らも私たちが海外で初めて住んだ街を特別に思っていてくれたようです。

まだ主人が現役で勤めているのを気遣ってくれて、旅行期間は少し短めの5日間でした。成田空港から直行便で飛び、現地のJFK空港には早めの夜に到着するプランです。今回の旅行で是非試してみたかったのが、昔はなかったイーストリバーを通るフェリーです。ニューヨークで働く人たちの新しい交通手段となっているようですが、観光目的でももちろん乗船可能です。予定通りに夜到着し、すぐにフェリー乗り場に向かえば間に合いそうだね、と主人と話していました。

ニューヨークに向かう便の中で、ちゃんと時間通りに着くだろうか、と少しドキドキしながら持参したガイドブックをまためくっておさらいしました。フェリーはイーストリバーフェリーから出発、ニューヨークの夜景からスタートし、ブルックリン地区の住宅地の明かりも見えるそうです。乗り心地も良いようで、ゆっくりと進むフェリーは最高、と書いてあり、期待が更に膨らみました。なんと言ってもポイントは、JFK空港に夜到着し、すぐにフェリー乗り場に向かえば、間に合う、という記述です。絶対定刻通りについて欲しい、と何度も思ってしまいました。

願いが強かったからか、飛行機は空港に定刻通りに到着しました。住んでいたのは大昔とはいえ、やっぱり基本的には街は変わっていません。土地勘を生かして大急ぎで乗り場に向かいました。そして余裕でセーフ。ホッとしました。観光客らしき人たちが多く見られる中、私たちもフェリーに乗り込みました。揺れはなく、そよ風を感じながら夜の街の中をゆっくりと進むフェリーは最高です。イーストリバーを進んで行き、そのうち開けた場所に出ました。そこからはまさにマンハッタンの夜景が一望できて感動しました。美しくもダイナミックな夜景を見ながら、ニューヨークに住んでいた若い頃を思い出し、こんなに長くこの人と一緒に過ごして来たのだな、と感無量になりました。

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翌日からはミュージカルを観たり、美術館を巡ったり、美味しいものを食べたりして楽しく過ごし、たくさんのお土産と共に帰国しました。お土産目当てに子供たちがまた集まりましたが、彼らもフェリーには乗ったことがなかったようで、夜到着し、すぐにフェリー乗り場に向かった際はかなり慌てた、という話と、イーストリバーをゆっくりと進むフェリーは最高だった、という話は、興味深々で聞いていました。

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